3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/10(土) 14:02:19.69 ID:U8IIs9aDO
男「よし、それじゃあオレは高校に行くから!
拾ってごめん! 好きな場所に行っていいよ! じゃあね!」
立ち上がろうとする男だったが、その裾を少女があわてて掴み、男を引き止めた。
少女「待ってください! あなたにお願いしたい事があるんです!」
その瞬間、嫌な予感が男の身体を走り抜けた。
男「お願いしたいこと?
ていうか、今さらだけど実体化してるね?
いや、シャツ着てもらった時点で気づけって話だけどさ」
なので、上手く話を逸らそうとしてみる。
少女「はぐらかさないでください!」
が、少女はそれを許さない。
男「い、いや、あのね?
別に話をはぐらかそうとしているわけじゃ……」
少女「……じー」
男「……」
少女「じー」
男「…………」
少女「叫んじゃおうかな?
『助けてーっ!』って、このアパート全域に聞こえるくらいの大声で」
男「ごめんなさい勘弁してください許して」
男に選択肢は無かった。
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