31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/13(火) 23:05:53.61 ID:z2bbOqODO
…………………………
女性「……それで女さんだけど……」
看護婦「失礼します……あら?」
女性「あらら? もしかして、お婆さんの治療ですか?」
看護婦「はい、今日はお婆さんの水を抜く日ですから……えっと……いいかしら?」
男「あ、はい」
男が頷くと、看護婦がお婆さんの体に手を回して寝台車に乗せようとしはじめる。
男「手伝います」
少女「私も手伝います」
それを見た男と少女はすぐに看護婦に加勢し、一緒にお婆さんを動かしにかかる。
看護婦「ありがとう、じゃ……せーのっ!」
そうして三人は息を合わせ、お婆さんの体を寝台車へと移動させる。
一仕事終えた看護婦は軽く額の汗を拭い、男たちに微笑みかけてきた。
看護婦「助かったわ。それじゃ、私はお婆さんを連れていくわね?
手伝ってくれてありがとう」
そのまま看護婦はお婆さんを乗せた寝台車を押し運び、病室から出ていった。
女性「……それじゃあ、私たちも解散しましょうか?」
一人、車椅子に座ってるがためにお婆さん運びに参加出来なかった女性が言ってくる。
男「はい、付き合ってくれてありがとうございました」
少女「ありがとうございました」
女性「いえいえ、こちらこそありがとうございました」
男たちも特に反対する理由が思い付かなかったので、二人は素直に女性へと頭を下げ、そこで別れたのだった。
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