43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/19(月) 14:52:13.65 ID:FnR9/GsDO
〜 病院 〜
女「……」
男「やっぱり、病院に戻って来たか……」
少女「あの、男さん?」
男「なに?」
少女「女さんが伝えたい事は……やっぱり悪魔に関する事なのでしょうか?」
男「それはまだ分からない。
けれど、その確率は高いと思う」
少女「……そう、ですか」
男「それよりも、そっちこそ大丈夫?」
少女「え? な、なにがですか?」
男「もしもこれで悪魔に辿り着いたとしても、悪魔の強制送還とか名前とか、そういう難しい事はオレにはさっぱりだから」
少女「ああ、そういうことですか。
大丈夫です、任せてください。こう見えても私は本の精霊ですよ?
悪魔への対処方法は文字通り身体に刻み込まれています」
男「なら安心か」
少女「はい!
それに私は人間と違って、ひっじょ〜に打たれ強いから、ちょっとやそっとじゃ死にません!」
男「死……そうか、相手は強い悪魔だ。殺される危険もあるんだよな」
少女「そ、それも大丈夫です! 男さんは私が責任を持って守ります!」
男「頼もしいよ」
どうせ避けられない道なのだ。
気合い満々で、ふんすっと鼻から息を吐き出す少女に、男は口元に笑みを作って見せた。
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