53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/22(木) 02:40:16.66 ID:RK5m6kvDO
看護婦「あら? 急に目の色を変えてどうしたの?」
男「あっ、す、すいません。
悪魔と契約なんて、ちょっと突拍子もない言葉というか……」
看護婦「うふふ、だからあくまでただのウワサ話よ?
それにそのお医者さん、患者さんからは神の腕なんて言われてるわ。
つまり確かな実力をお医者さんは持っているけど、それを認める事が出来ない周りの連中がひがんで『悪魔的な腕』って愚痴ってるだけなのよ」
男「はあ、そういうものですか」
看護婦「そういうものよ。
でも、少し気になるわね」
少女「……気になる?」
看護婦「ええ、お医者さんが自分の足で患者さんを見回るなんて、滅多に無いことだから。
……これはもしかすると」
男「もしかすると?」
看護婦「おっと、話はここまでよ?
もう真夜中、子どもは帰った帰った」
しっしっ、と手首を払って追い出す仕草をする看護婦。
こうなると男と少女の二人は無理に踏みとどまる事も出来ず、たいして抵抗もしないまま病室を追い出された。
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