過去ログ - える「古典部の日常」その2
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38: ◆Oe72InN3/k
2012/11/18(日) 19:43:17.98 ID:xjsus1gx0
〜公園〜


俺はベンチに腰を掛け、綺麗に彩る紅葉を眺めながら思考する。

もし、千反田と会っていなかったら、どうなっていたのだろうか?

あの日、古典部に行った時、千反田が居なかったら。

俺は恐らく、名前だけを古典部に置いて、活動らしい活動なんて一切しなかった筈。

学校が終わればすぐに帰り、自分の部屋で本でも読んでいたのだろう。

里志に誘われて遊びに行く事もたまにはあったかもしれない。

……文化祭には、何か出すだろうか?

姉貴の存在のおかげで、何かしら文集らしい物は作ったかもしれない。

勿論、氷菓の名前の由来や関谷純が伝えたかった事も、一切知らないで。

そうして今も、この公園に足を運ばなかったのかもしれない。


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