過去ログ - もし一方通行の精神が脆弱だったら
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/11/12(月) 14:40:14.72 ID:oSEOSXpn0
「ところで、」
少女が一方通行に話しかける。
「貴方への発砲許可が下りているのですが本当にいいのでしょうか」
「ああ、それなら全然かまわないよ」
「……随分と余裕なのですね、とミサカはその言葉を宣戦布告として受け取ります」
「いやいや、そういうわけじゃなくて……っていうかごめんね、僕の実験のために喧嘩みたいなことさせちゃって……本当は僕もこんなことしたくないんだけど、僕の大切な人のお願いなんだ。許してほしい」
「いえいえ、ミサカが生まれてきたのはこの実験のためですから、気にしないでください、とミサカは学園都市第一位なのに予想外に腰が低い貴方に驚きます。さらにいえば大切な女性がいることに恋などしたことのないミサカはあなたに羨望の眼差しを向けます」
「いや……木原先生は男だけど」
「アッー!」
「…?」
「わからないですか、とミサカは最近仕入れたネタが通用しないことに意気消沈します」
「っていうかこの実験のために生まれてきたなんて言わないでよ。親が悲しむよ」
「…?ミサカに親はいませんが」
「あ……ごめん」
「いえ、無理やり親というもの当て嵌めるとすれば、あちらの研究者達がミサカの親なので、気にする必要はないです、とミサカは腰の低い第一位にならって懐を深くします」
「え、親が研究者なんだ〜。誰々?」
「あの変な布を頭に巻いてる女性と、頭の弱そうな女性と…」
(母親が二人……?やっぱ複雑な家庭なのかな)
一方通行がそう思った時、
ビィィーーーー!
と、警報のような音が鳴った。
「おしゃべりはここまでのようですね、とミサカは戦闘モードに移行します」
「……お手柔らかに」
『これより第一次実験を開始します』
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