32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/12/15(土) 05:34:14.80 ID:Z7/zYIySo
状況についてはそろそろ、これを読んでいるアンタも把握したと思う。
そう、俺は他愛ない事情によって暗部に堕ちることとなった。
当時の俺からしたら考えられないような事態だ。
この組織群が行っていることの何もかもが、俺の中の図太いスジみたいものを真っ二つに割るようなことばかりだった。
土御門が在籍していたことについては特段の感想はなかった。せいぜい春の並木道で突風がこちらに吹いて来た程度の認識だ。
冷たいと言われたらそれまでだけど、俺はこう見えても義理とか人情とかは大切にするように教育されてきてはいる。
目的はいくつかある。それはこれを読んでいるアンタにもそのうちわかっていくだろう。
土御門は、闇を光りで抑えても無駄だと言った。今の俺は、あいつの言い分とは少し違う角度からの発言になってしまうが、概ね同感だ。
じゃあどうするか。
決まっている。
闇を以て闇を制する。抑圧なんてしない。この俺の右手が生きている限り、この街で好き勝手やっている黒い奴らを片っ端から攻撃する。
10年前と違うのは、それがビジネスになっているかいないかの差だけだ。
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