42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/17(日) 09:57:59.20 ID:tenSkPNW0
「用件を聞いていなかったな、幻想殺し。語れよ。手短にな」
「たいした話じゃない。聞きたいのは『実験』についてだ」
ぴく、と耳元が動くのを確認する。垣根帝督は未だその異様なまでの暴力性を身にまとっていたが、彼の周囲の空気が少しだけ揺れるのを知覚した。
「土御門元晴か。動いているのは」
「さすが察しがいい。俺とアイツは昔から腐れ縁なんだ。実行部隊が俺、アイツは裏方。
アンタがこの街の闇の中心に極めて近い所にいることは俺もアイツもよく知ってる。コネも、俺たちにないものをいくらでも持ってる」
垣根帝督は灰皿をにらみ、しばらく動かなかった。部下であろう男たちが周りをうろいついている。
俺は垣根の反応を待った。
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