6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:07:20.09 ID:nkJqv1150
「俺のこと、どう思ってる?」
「ああ、もう! 本当にアンタってデリカシーないわよね、昔から。急にそれなの? まだ店に入って二分も経っていないのに」
「ジョークだよ。嫌になったか」
「わかって言ってるくせに」
御坂は今だから(今だからというのは俺が成人しているからという意味で)言えること(もちろん面と向かっていえるわけじゃない)だが、非常に整った顔をしていた。
セリフを一言吐くたびに画になる。絵画の完成をいちいち目の当たりにしているみたいだった。
透明感のある透き通った瞳。抑揚があり、感情を少し内面に隠しつつも、どうにも自分が抱えている過去の問題から脱しきれていない様子。
端的にいえば、魅力的だということだ。
「なんだかなあ。なんでこんなやつのこと好きだったんだろ」
「過去形?」
「聞かないで」
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