7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:12:20.35 ID:nkJqv1150
「本題に入りましょうよ」
「本題? 何が本題なんだ。こうしてカフェで有意義な時間を過ごしていることそれ自体か?」
「ねえ、その語り方。やめたほうがいいと思うわ。私ってそんなに子供?」
「そうは思わない」
「ならなおさらよ。……今は何の仕事をしているの?」
おおっぴらに言えるような仕事じゃない。
俺は言葉を濁した。
「何でも屋」
「何でも屋?」
「そう。困っている人を助けるんだ。ヒーロー。それが俺の仕事」
俺はコーヒーを一口ふくんで、視線を外に向けた。
通りには腕を組んだカップルや、何かに追われるように足早にあるく研究者、学生と思われる青年。
学園都市は相変わらず……、相変わらずだった。
「変わらないよな」
御坂は沈黙する。
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