9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/11/14(水) 00:25:06.27 ID:nkJqv1150
「色々と聞きたいことがあるわ。なんで私が助手として必要なの? それに、アンタの雇い主は誰? なぜこの件に首をつっこんでるの?」
「その質問はすべて一言で解決する。『これが俺の仕事だからだ』。雇い主については今は明かせない」
「私に話したのは拒否権がないから? ねえ、そんな人だった? なんか、違う。アンタってそんな人じゃなかった」
俺は答えなかった。
「別に今ここで返事をもらいたいわけじゃない。気が向いたときに折り返してくれ。ベリーハードだよ、この案件。レベル5の頭脳とお前が持っている資本価値なしには、到底解決できない」
「嫌だと言ったら?」
「なあ、御坂。俺たちはドラマを演っているわけじゃないんだ。示された道を拒否するしないの前に、お前の中の電子の正義はもう答えを出しているだろう?」
御坂はやはり沈黙した。
嫌われるきっかけになったかと感じたが、どうやらそうでもないらしい。
「信頼は、してる」
言い聞かせるようにそう吐き捨てた。
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