過去ログ - 【咲安価】久「麻雀とかを?」京太郎「ええ、教えてください」 五局目【解説?】
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983: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2012/12/10(月) 18:21:49.41 ID:AXCKehh/o

 いい夫婦の日と言うのがある。

 既に一か月近く経過しているので、だからなんだという話である。

 ちなみにいい夫婦(1122)の日から33日経過するとクリスマスである。


 気になるあの娘からの「予定ある?」というコールに胸を高鳴らせてみればそれはバイトのシフトの話であったり、

 或いは「今年も明石家サンタだよボケェ! このままアラサーがアラフォーになるのかなぁ……」と頭を悩ませたり、

 ないしは声優のブログの確認に引っ付きながら実に生産性の欠片もない呪詛を吐き散らしていたり、

 「ひゃっほーデートだ奮発したぜー」と思ったら相手からいい年して未経験というのを告白されて「こんな金使わせんなよふざけんな」とガン萎えしたり、

 妻を亡くして普段構ってあげられていない娘と息子にプレゼントを買った帰り道で射殺されたり、

 毎年毎年クリスマスになるとテロリストと戦わなければならない運命にあるハゲ頭がキュートな刑事だったり、

 「あー、地上の人たちがこんなに私の誕生日を祝ってくれるなんてねー」と立川のアパートで過ごしたり、

 まあ、そんな事があるものの割とどうでもいい話である。

 実際のところこれからの話にはまるで関連はない。多分。



「クリスマスプレゼントの為のプレゼントの下見ってなんだよそれ」


 そう呟いて、口を尖らせるのは須賀京太郎。

 クリスマスは和と二人っきりで「ホワイトクリスマス(意味深)」にできたらなぁ……ぐへへと思いを馳せらせるものの、

 どうせクラスの友達とパーティか、それとも実家で父親が買ってきたケーキでも突く事になるのだろうなという、

 半ば諦観が混じった桃色の妄想を浮かべる彼にとっては、正直なところ台詞のような用事に意味はなかった。


 では、何故この場に居るのか。

 それは交通整理をする作業員のようなもので、言い換えるなら図書館の司書と同じで、

 結局のところ居なければ滞りが起きるからその場に居る、という役割に過ぎない。


 単純に言ってしまうならこうだ。

 咲さんは友達とパーティを考えました。

 それまでぼっちもとい文学少女だった彼女には作法が分かりません。

 何か粗相があると困るので、こなれてそうな京太郎に付き添って教えてもらえないか、という頼みを受け、

 また、彼女が放っておくと異次元へのワームホールを見つけて失踪する危険性もあるので誘導員としてこの場に居る。

 そんな感じである。


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