過去ログ - 妹「何のバイトしてるの?」兄「え?」続
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668: ◆0n5oW5RoIa9K[saga]
2013/01/03(木) 01:26:32.59 ID:WogrhZ4oo


ガチャ


?????「ん?爺さん帰ってたのか」

老魔法使い「まあの、どうじゃ最近は」

?????「獣人族が憤ってるぜ。いつ人間界に侵攻してもおかしくない」

老魔法使い「まだ冒険者は魔界に居るのか?」

?????「ああ……我ら日和族も…気を張ってる状態だ…」

老魔法使い「食人族については?」

?????「まだ有効な手段は…」


老魔法使い「そうか…すまんのう日和族族長」


日和族族長「爺さんの方はどうだ?勇者は現れたのか?」

老魔法使い「近い者はおる…が……」

日和族族長「どうしたんだ?」

老魔法使い「…話せば長くなるんじゃがの…」


……


日和族族長「学校が破壊され、人間の王が殺されたのか…しかもその犯人として、一番勇者に近い妹君が…」

老魔法使い「……勇者の書、勇者継承の書は代々王族が言い伝えるものとされておる…」

老魔法使い「じゃから非常にまずい問題が三つ」

老魔法使い「…王が殺されて勇者の書の在り処が分からなくなった事」

老魔法使い「…妹君が王殺しとして追われてしまっている事」

老魔法使い「…そして次代の王が………死んでしまわれた可能性がある事じゃ」

日和族族長「ん?死んだのは今の王じゃないのか?」

老魔法使い「…実は国家機密だったのじゃが…死んだ王の孫・王孫も学校で勉強しておったのじゃ…」

日和族族長「孫?王の息子は?」

老魔法使い「…王位を継承する前に行方不明になってしもうたのじゃ…」

日和族族長「何か裏がありそうだな…だったらその王孫に護衛でもつけりゃぁ…」

老魔法使い「…逆じゃ…あえて護衛をつけず人目に付けない事によって」

老魔法使い「一般人として学校に入学し、王孫だからと差別を受けず、暗殺されることも無く学校で勉強できるのじゃ」

日和族族長「それで、誰なんだその王孫というのは?」

老魔法使い「それがのう…さっきも言うたが一般人として過ごす為、だれが王孫かは完全に分からなくなっとるのじゃ」

老魔法使い「5年前に10歳で入学したという話は聞いたことあるから…今は15歳くらいかのう…」

老魔法使い「…才能があれば、CかBランクにはなっとるから…儂の解除魔法を受けてない可能性が高いのじゃ…」

日和族族長「…もしその子がやられていたら…」

老魔法使い「………この国は崩壊するかもしれん…」


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