過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」咲「その16だよ、えへへ」【鶴賀】
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874:わぁ、すごいひどい誤字があったよ!、マジすいません ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/11/23(金) 00:43:18.32 ID:3NJgQxjj0
衣「……なぁ、一」

一「ん?」

衣「……これは、私の意見だ」

衣「自分がわから無いのなら、どちらが好きになっているのかわからないのなら」

衣「今のお前が彼を好きになってしまえばいい」

衣「今の一と、昔の一、足して二倍分の愛情を注げばいいだけだ」

一「……」

衣「誤るな、今の一だ」

衣「過去に縛られず、色眼鏡をはずした状態で彼を愛せ」

衣「……そうしたら、きっと一の悩みも雲散霧消となる」

そんなことが出来たらとうにしているよ。

出来ないからこんなに悩んでいるんじゃないか。

衣「……私に言えるのはそれだけだ」

衣「……一」

衣「ごめんなさい」

衣「さよなら」

振り返る彼女はやはり涙を流していた。

一「……またね」

もう一度彼女に会いたくて。

あんな狂った彼女ではなく、衣に会いたくて、僕はそういった。

『またね』はいつか再開することを約束する、魔法の言葉だ。

だから、きっと、もう一度会える。

そう信じている。

一「……」

さて、一人取り残された。

これで、僕達を取り巻く障害は今日のところは消え、本当に二人だけの世界が作れる、かもしれない。

……。

過去に縛られず、か。

どうやったらいいんだろうな。

一「……」

一「……ああ、戻らないと」

京太郎君が心配しているかもしれない。

たっ、たっ、とかける。

かけたつもりだった。

……けれど、その足は。

来た時よりもより暗く、沈むように進んでいた。


続く?


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