10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2012/11/15(木) 17:16:07.05 ID:ztJSs/pAO
出会ってから昨日まで、親友だったボクと雪歩の時間は何だったんだろう?
「『アイドル』と『プロデューサー』の関係だから、恋愛は御法度、ありえん」
ボクが信用し、苦しんできたプロデューサーの言葉は、なんだったんだろう?
「おい、何かあそこで泣いてる奴いんぞ」
どれくらい座っていたか分からないけど、知らない誰かの声が唐突に耳に聞こえた。
「ぶは!こんな街中で泣くとか!マジだせぇ」
「おいおい、やめてやれよ!きっとフラれちゃったんだよ!かわいそーに」
「もしかしたら怖いお兄さん達にカツアゲされたんじゃね?」
「うひゃひゃひゃ!そら泣くわ!仕方ねえ!」
随分勝手な事を言ってくれてる。
段々、悲しみよりもどす黒い何かが湧き上がってきた。
「おい、何なら百円くらい貸してやろうか?」
「やっさしー♪うひゃひゃひゃ」
何も知らない癖に、他人の心に土足でズカズカ乗り込んで、踏み荒らして…どこまで失礼な奴らなんだろう。
「おい、聞いてんのかテメェ」
真「…」
僅かに顔を上げて、無言で睨み付ける。
ああ、やっぱり頭が悪そうな連中だ。
予想外の事ばかり起きてきた今日、やっと予想通りの事が起きた。
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