過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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903:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/11/20(火) 19:03:08.03 ID:xjYeeHeT0


初めに感じたのは、細かな煽動と流体の流れ。
まるで内部で何か構造を組み替え、スライム自身の構成成分を変えているような――――



火鉈「ひ、ぃ――――――！？」



突然、火鉈は悲鳴を上げ、身体を跳ねた。
まるで背に、ビリビリとした電流でも流し込まれたような感じだ。


脈拍が速くなる。普通の息ができないほど、胸が張りつめ、苦しくなる。
さらに全身を流れる血液が熱を帯び、身体の至る所が焼けるように熱くなる。



「最初は、このくらいでしょうか。思った以上に頑丈なので、少し強めにしたんですけど―――大丈夫です？」



火鉈は貴方の言葉を聞き取るので精一杯だった。
けれど、ある程度理解できた。これはおそらく、火鉈に耐性のない薬品の一種だ。
それも先ほどの礼装と同じような魔術関連の、普通の生活の中では事前に耐性の着けようのない類。

それを除いてもいままで火鉈に使用されてきた薬物の数々は、
医療薬品か、人を死に至らしめる劇物など、このようなあからさまな用途のものではない。
そう言う意味でもこのような状態に置かれたのは、彼女としても初めての事であった。

　

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