過去ログ - ほむら「わたしとあなたは、大切な親友でしょ」
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(千葉県)
[saga]
2012/11/16(金) 21:51:44.19 ID:LPL5YKee0
ー序章ー
ほむら「…………」
いつも通りの部屋、いつも通りの世界、そしていつも通りの始まり…。
また、まどかを救えなかった。どうして救う事が出来ないんだろう…
今回ほど上手くいった時間軸はなかった。美樹さやかは魔女化しなかった、巴マミを助ける事ができた。佐倉杏子は巴マミと和解して、一緒にワルプルギスの夜との戦いに臨む事が出来た。
ほとんど互角だった。あのワルプルギスの夜でも、戦力には勝てなかった。1人で戦うのと4人で戦うのでは訳が違った。少しずつだかこちらが優位になって、最後の力を振り絞って、全力で攻撃した。
だが、そこで私が最も恐れていた事が起きた。突如、魔法少女姿でまどかが現れた。
私には何が起こってるのか分からなかった。
(嘘……絶対に勝つと約束したのに、何故、なぜなの…!!)
まどかは優しい子だ。誰よりもずっと、ずっと…
だから嘘でも何でも信じてしまう子だ。
でも、その性格が故に、騙されてしまう。そして、あの嘘つきにまんまと騙された。
(彼女らでは、ワルプルギスの夜には勝てないよ)
悔しかった、苦しかった、辛かった…そして憎かった。誰よりもあいつが……!!
いろいろな感情がごっちゃごちゃに混ざっていく。
それでも私は、現実を受け入れたくなかった。
まどかが契約…?や、やだ…しんじたくない、信じたくない!!
私は気づかない内に盾を動かしていた。そして過去へ戻るため、砂時計を逆にする。砂はゆっくりと、流れるように落ちていく。
みんなが何かを言っている。でも聞きたくなかった。
そして、過去へ戻る瞬間、まどかの顔を見た。
ものすごく必死な顔で、手を伸ばしながら、何かを叫んでいる。
(やだ、やだ…聞きたくない!!)
もうまどかの顔を見る事が出来なかった。いや、見る資格がなかった。また命を見捨てるのだから。
そいて、私の意識は途絶えていった。
また、まどかを救えなかった……
そして今現在病院のベットの上。たった数分の間に、前の時間軸のことで、頭が絶望で溢れ出そうだった。
この先、まどかを一生救うことが出来ないような気がした。たぶん、頭の片隅では、もう諦めているのだろう。でもまだ何処かで、それを否定し続けている。
とても矛盾していた。私はどうしたらいいんだろ…やっぱりもう………
そして自然に指輪をソウルジェムに変える。
とても濁っていた。正確に言うなら、残りの明るい部分は6分の1ぐらい。とても危険な状態だった。
わたしはすぐさまグリーフシードを出して、ソウルジェムに近づける。
シュゥゥゥ…
ソウルジェムが少しずつ、色を戻していく。心の中が楽になった気がした。
やっぱり此処では止まれない。私には絶対に守るべき約束がある。
『馬鹿な私を助けてくれないかな……』
たった一言の約束かもしれないが、私にとっては、かけがえのない、親友との約束なのだ。必ず守ってみてると約束した。
今でも揺るぎはない。
あと何回繰り返すか分からない。あと何回見殺しにするか分からない。でも私は戦い続ける。
あなたのために……!!
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