過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚【都市伝説】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎奇怪綺譚【都市伝説】

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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/17(土) 22:26:04.88 ID:AJLw78PYo
こう言ってはなんだが、案の定頼りなかった。
髪を染めているようだが、それ以外は極めて普通。
物腰が柔らかいので不良としても赤点。
なんというかモブ臭い。

怜「うち病弱で二回留年しててなー、だから優しくしてくれると嬉しいんやけどなー」

京太郎「ついたアダ名がダブルでダブり、『ダブルインパクト』さんだ！」

怜「ダブルインパクトの友人……須賀京太郎に死亡フラグが立った模様」

京太郎「おいばかやめろ」

和「ええと……」

むしろこっちの少女のほうが濃い。
外見は儚い、触れれば折れてしまいそうな美少女だが、性格がはっちゃけている。
弱々しい体躯と、それに反比例するかのような強さを感じる瞳が印象的だ。
人目を引く容姿の少女は、なんというかいつの間にか主人公の座を奪っていそうな気がする。
咲-saki- side-S 千里山編という電波がどこからか飛んできた。

咲「とりあえず、和ちゃんの悩みを解決して欲しいんだ」

京太郎「あいよっ、と」

少年が椅子に座り直し、こちらに向かい合う。
……うん、真面目な顔をしていれば、さっきより少しは頼りになりそうになった。
少なくとも、話してみようという気になるくらいには。

京太郎「ようこそ、小鍛治総合相談事務所窓口へ。ご用件は？」

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