過去ログ - ハクオロ「最後の希望、『ガメラ』……」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/17(土) 22:25:17.41 ID:wpf7ZtKIO
 ……………

「アタタタ……やはり私に肉体労働は無理かぁ?」

「一人で耕そうなんて、無茶なんだろうか……」


先程エルルゥが言っていた西の小さな畑で、一人の男が泣き言を呟いている。

男が着ているのは、白地で一部の生地を青く染められたの袴のような服。
辺境の集落に住まう者にしては、綺麗な仕立て具合であった。

とはいえ、彼が着ているその服は同じ名を持った村の男からの『御下がり』だったが。


ベナウィ「……手伝いましょうか」


「……要らん」


容姿端麗な武士……ベナウィの言葉は、その男に一蹴されてしまう。


ベナウィ「ご安心下さい『ハクオロ』様。いつもの話ではありません」


「……『城に戻れ』という話じゃない?」


ベナウィ「はい」


『ハクオロ』と、呼ばれた男は一瞬考え──


ハクオロ「良いだろう。話を聞いてやる」


かつての部下に、そう答えた。


ベナウィ「ありがとうございます、『聖上』」

ハクオロ「……私はこの國の皇(オゥルォ)じゃない」

     「『仮面皇』はあの日に行方不明になった。それで良いんだ」




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