過去ログ - ハクオロ「最後の希望、『ガメラ』……」
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53: ◆M6R0eWkIpk[saga]
2012/11/24(土) 22:05:14.91 ID:ufkQmimIO

ハクオロ「……おいおい、この面子はなんだ?」


扉の無い入口に佇むハクオロは……一年前の城内を思い出す。

隣に立つエルルゥとベナウィ。
そして、彼等の前にいる『五人』。
ハクオロがまだこの國の皇であった時に出会い、絆を結んだ者達──

朝堂にいたのは──


ウルトリィ「お久し振りです、ハクオロ様」

カミュ「おじさま! 帰って一ヶ月経ったんだし、そろそろ遊びに来てよ!」


オンカミヤムカイから来た、二人の皇女。


「聖上ぉぉ! 何故、某に御帰りを教えて下さらなかったのですか!」


「……あら? わたし、貴女に言ってなかったかしら?」


「聞いてない! 聞いてないぞカルラ!
 一緒に戦場を渡り歩いていて、なんでお前は知っているんだあぁ〜!」


ハクオロ「『トウカ』、『カルラ』。息災か?」


トウカ「はい! 聖上も御元気そうで!」

カルラ「そう? あるじ様は、ちょっと顔色が悪くありません?」


ハクオロ「……気のせいだろう」


エヴェンクルガ族という…剣技に優れた少数部族の女『トウカ』と
大陸に生きる部族の中で、最も強い肉体を有するギリヤギナ族の女『カルラ』。

各國のいくさ場を渡り歩き、弱き者達を救う、高名な女剣士達。


「総大将! 酒、いつでも用意してますぜ!」


ハクオロ「『クロウ』か。そのうち一杯やろう」

クロウ「ういっス!」


浅黒い日焼けした肌に、肩だけ隠す臙脂色の外套。
ハクオロに呼ばれ、親指を立てて応えた男、『クロウ』。

トゥスクルの朝堂に、ハクオロの大切な者……家族達が会している。



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