過去ログ - ハクオロ「最後の希望、『ガメラ』……」
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/24(土) 22:47:43.68 ID:ufkQmimIO

ほどなくして、彼女達三人は──

 くちゃり…  ごりぃ… 
   ごくん  ぺきっ…
 ちゃく ちゃっ…  ぶつぅ 
 ちかゃ くちゅ……
 ごと… めしゃり ぷつぷつ…
 くちゅぅ… はぐっ 


──『食事中』の『鳥』達を発見した。


カルラ「……あれが鳥ですって」

トウカ「……ミュマ殿。あのような」

ミュマ「……鳥じゃありません。羽毛がなく牙がある、あんな鳥はいません」


木陰や茂みに隠れた三人は、『三匹』の生物に見つからぬよう観察する。

ミュマが言うように、その生き物は羽毛や羽根を持たない。
洞窟に生息する小型哺乳類のような細身の躰と、折り畳まれた翼。
夕日に照らされる黒褐色の皮膚。血に濡れた翼爪。小さな骨ごと肉を喰らう牙。
頭部は『鏃』に似た歪な六角形の状であり、眼球の大部分は白い。

一目見ただけで、生物の持つ生存本能が危険を告げるだろう『攻撃的な姿』。

禍々しいという言葉では足りない。
アレは──『存在してはならぬモノ』だ。

そこまで言い切れるのには理由がある。


──三匹の『食事の内容』だ。

くちゃりくちゃりと、鼻先を突き立て、生物共が喰らっていたのは……


トウカ「じ、自分の『仲間』を!」


──同じ姿形を持つ、『同種の存在』であった。



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