過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」

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88: ◆wd7fjK8vaE[saga]
2012/11/27(火) 15:48:55.44 ID:0pftLX/J0
透華「…………ところで、一つ聞いても構いませんか？」

へそを曲げてからカッチリ三分後、布団から透華の頭が生えた。

京太郎「あ、はい、なんですか？」

透華「私、これから何度もさっきのような『冷たい』状態になってしまいそうなのですが――――」

京太郎「……はい」

途中で口をつぐむ。

先を促すような返事に、一拍置いてからその言葉を口にする。

透華「その時、京太郎は助けてくださいますか？」

京太郎「………………」

少し待って、と眉間に指を当てて唸る京太郎。

透華「あの、京太郎？」

一体何に頭を悩ませているのか。

十秒が経ち、二十秒が経ち……そして三十秒が経った。

カラカラと、京太郎の頭の中でチビ京太郎が回転機を回す様子を想像して、「ペットにしたいですわ」などと考えて時間を潰していた透華に、ようやく答えが返ってくる。

京太郎「いいですよ……。麻雀、すればいいんですよね？安心してください、俺が透華さんの冷たさを受け止めてみせます！だから透華さんは俺の情熱を持っていってください！」

透華「じょ、情熱……そ、それって……」

京太郎「安心してください、ちょっと冷やされた程度で消えるほど、俺の想いはぬるくないですからっ！」

透華(こ、これは……もしかして、もしかしますの！？)

目に炎を宿して、熱く告げてくる京太郎の顔を見ていられず、ボスリと布団に顔を押し付ける。

透華(あ……ありえないぐらい耳まで熱くなってますわ……！)

純「さすがの俺も、アレのオチはわかったぜ……」

一「…………麻雀に対する、だろーね」

智紀「わからいでか……」

衣「ハギヨシ、衣はお腹が空いたぞ！」

ハギヨシ「間もなく、風越の方達の昼食の準備も終わるはずです。あと……七分ほどお待ちください」

まだまだ、こんなすれ違った……と言うのも厄介な『お友達』関係は続きそうである。

…………不幸なことに。

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