過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲‐Saki‐】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」冷やし透華「その９」透華「…連荘？」

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895: ◆wd7fjK8vaE[saga]
2012/12/31(月) 04:25:58.08 ID:QzsTXtV5o

宥「ふあ～……」

晴絵「なーんか蚊帳の外だねー」

灼「そうですね……」

　晴絵はともかくとして、自分達は和との接点が少なかったから。

　言葉少なにそう語る灼の呟きを聞いたからではないが、京太郎が少し離れた場所で手持無沙汰にしていた宥達へ話を振ってくる。

京太郎「あ、それで皆さんはどうして龍門渕に？」

晴絵「ああ、それね。実は私たち、特訓のために休日を利用して各都道府県の準優勝校尋ねてるのよ」

灼「といっても、ここが一番初めなんですけど……」

宥「都道府県代表は……い、一位のところとは練習試合でき、ないけど……他は自由になったから……」

京太郎「――――――へえ、全国準優勝校巡り……」

　そんなのもあるのか、と胸がざわ…ざわ…踊り始めた京太郎が尋ねる。

京太郎「……ということは、これからもちろん――――」

　心なしか体をウズウズさせながら聞いた彼に、穏乃が、憧が、そして玄が明るく声を張り上げて答えた。

穏乃「もっちろん！」

憧「これから――――！」

玄「龍門渕のみなさんの胸を借りるつもりで対局ですとも！！」

　口ではそう言いながら、負けるつもりなど毛頭ない顔。

　ドクリ、と体の中で血が沸き立ち始める。

京太郎「透華さん……」

透華「ええ、もちろん京太郎にも参加してもらうつもりですわ。構いませんわよね？　阿知賀のみなさま」

晴絵「幸い、ウチは個人戦出場する子はいないし……大会規定に男子の県代表と打っちゃいけない、なんて書いてなかったしね」

穏乃「和と同じ部の人と打てるなんて楽しみだよ！」

憧「そうね」

京太郎「――――――――よし、じゃあさっさと席順決めようか！」

穏乃「早っ！？」

憧「あれ、い、いつの間に卓に着いたの……？」

　穏乃達が呆気に取られるのも構わず、部室に用意された麻雀卓の前に腰かけた京太郎がイソイソと対局の準備を進める。

京太郎「さあ……麻雀しようぜ！」

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