過去ログ - 上条「俺がジャッジメント?」初春「3!」
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114: ◆LKuWwCMpeE[saga]
2012/11/24(土) 22:10:24.44 ID:ICdv70EDO


「チッ、ガキ共騒がしくしてねェだろォなァ」


 舌打ちをしながら真っ白い髪の毛を丁寧に洗っているのは学園都市第一位である。

能力によって常日頃から有害物質を反射している少年の肌には、シミが一つもない。
それは女性達が羨む程の美白で、壁一つ隔てた向こう側にいる『悪意の塊』が口にした、

『女の子に見えなくもない』

というのも、常に眼鏡をかける必要がある程の視力の者からすれば、浴場では外していて更に湯煙で霞んだ視界からのその少年の姿は勘違いをしてしまいそうな程である。

ふぅ、と男にしては長めの白い髪の毛をかき上げ、タオルを手にした。
『冥土返し』特製の防水、防ショック、耐熱、その他諸々の特殊加工がなされたチョーカーにも、一通りの手洗いを施し湯舟に浸かるためその場を立つ。

オエエエエエエエ


一方通行「……あン?」


シスターサン、アッチイコウヨッテ ミサカハミサカハ テヲヒッパッテミル!
チョットマッテホシイカモ、ラストオーダー

すると、壁の向こうで何やら甲高い騒がしい声が耳に届く。
打ち止めの子供独特の声は、キーが高く耳につきやすい。
しかもやたらと声が大きいものだから、それが浴場という場所であってもこちらの方まで届いてくるのだ。
そしてその声に混ざって、聞いた事のある声も混ざっている事に気が付いた。


一方通行「この声、暴食シスターかよ」


やたらキャッキャキャッキャとはしゃいでいる声に溜息を吐きながら、一方通行はファミレスの時も焼肉屋の時もそのブラックホール胃袋に絶句させられた少女の顔を思い浮かべた。
打ち止め共々こちらにまで響いて来る大きな声でやいのやいのはしゃいでいる様子に、上条にも同情を禁じ得ない。



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