過去ログ - 上条「俺がジャッジメント?」初春「3!」
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27: ◆LKuWwCMpeE[sage saga]
2012/11/19(月) 11:33:13.66 ID:BijoHCnDO


上条「ええ匂いやった……」


初春を送った帰り道の途中で、上条は呟く。

 さっきまでの感触がまだ残っている。
柔らかい感触と、甘い匂いと。

実は、内心いっぱいいっぱいだった。
冷静を装いながらドキドキしていた。
幸い彼女がもたれ掛かっていたのは右胸の方で、その心臓の主張がばれなくてよかった──とは思う。
まあ、別にどっちだっていいのだが。

最近になって、急激に距離が縮まっている気がする。
手も繋いで、抱きしめて、一度だけキスをして。


上条「……」


『大好き、です────────』


そういえば、そのキスをしたのもその公園。
なにかとこの公園に縁があるのかはわからないが。

ふう、と白い息を吐く。
冷たい風にさらわれて、夜空の海に溶けていった。


上条「……俺も、覚悟を決めなきゃ、かな」


その呟きも、誰にも聞かれる事なく白い息と共に浮かんでは消えた。



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