過去ログ - 上条「俺がジャッジメント?」初春「3!」
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◆LKuWwCMpeE
[sage saga]
2012/11/21(水) 22:40:46.13 ID:R+HkBhsDO
垣根は化け物が吹き飛んだのを見ると、上条に手を差し出す。
上条は状況を確認しながらそれに掴まると、ゆっくりと立ち上がった。
垣根「大丈夫か? って、結構やられてんなおい」
上条「垣根……、今のは、一体……?」
上条は驚く。
あの化け物が、突然なにかに吹き飛ばされた。
その吹き飛んだ距離を見るに、威力も推して量れるであろう。
それを、垣根がやったのか。
垣根「あいつはお前の敵、でいいのか?」
上条「あ、ああ……」
「ちぃっ、小賢しい!」
男は吹き飛んだ化け物の方へ視線を送る。
垣根へともう一度視線を寄越すと、苛々しげに口元を歪めた。
舌打ちをしながら、ジャンバーのポケットからひし形の紙を取り出すと、倒れ伏した化け物へと投げつける。
光が、浮かび上がった。
垣根「にしても、なんだあ? あいつは。能力者、とはちょっと違うみてえだな」
上条「垣根、記憶が……戻った、のか……?」
左肩を押さえながら上条は窺う。
垣根は、記憶がない──と言っていた。
その返答として、頭をかき。
垣根「……いや、まだ思い出せねえ。だが、能力の使い方ってのをどうにもこの頭は覚えているらしい」
そして、ニィっと笑って見せた。
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