過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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13: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/19(月) 13:38:40.42 ID:di8qSD40o

何かが切れた音がした。

同じ女だからだろうか、フレンダはビクッと体を強張らせ一歩後ずさった。

絹旗は起き上がり、そのまま垣根の顔面を狙って思い切り拳を振り抜く。

本来あり得ない金属が打ち合ったような音が響き、そのまま三人はしばらく沈黙した。

「……おい、お前なんのつもりだ?」

垣根がやっと口を開く。

「……お前こそ一体なンのつもりですかァ?」

絹旗はドスの効いた低い声で、静かに怒鳴る。

「あンだけ超遊ンで、あンだけお前を超守ってやった私を忘れ……挙句『どこでヤった女だ?』だとォ?超殺してやる」

「お、まえ……」

そこで、やっと垣根も思い出したようだ。

「最愛……なの、か?」

「えェ、そォですよォ……?
第二位だかなンだか知りませンが……私に対する侮辱、超土下座させてやりますよ」

「な、んで……お前が……」

蘇る幼い頃の記憶。
何人の女を抱いても、どんな美女を抱いても埋まるのとのなかった心の穴。
見たくないからと蓋をしたはずの自分の記憶。

それが、無理矢理こじ開けられた。

「クッ、ソ……が」

垣根は絹旗を蹴り飛ばすと、そのまま超高速で飛んで逃げた。


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