過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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30: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/21(水) 01:27:50.24 ID:uvc+WRweo

〜〜〜

「ところでさ、きぬはたが作った貸しってどんな貸しなの?」

麦野の言葉で胸談義を終えた四人は、この隠れ家だけにある畳の大きな部屋に布団を敷いた。

この部屋以外にもちゃんと寝るための個室はあるのだが、フレンダが今日はここでみんなで寝たいと言い出したのだ。
この部屋を使うのは絹旗が五年前に暗部入りし、アイテムへとやって来てから初めてだ。

「それも気になるけど、結局私としては麦野がみんなで寝るの承諾してくれた理由のほうが気になるわけよ……」

何度か同じような提案を即答で却下された事を思い出すようにいう。

「あ?そんなのあれよ……」

麦野は理由を説明しようとするが、出来ない。

「どれよ?」

フレンダの追求に、冗談で誤魔化そうとする。


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