過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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32: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/21(水) 01:29:07.65 ID:uvc+WRweo

〜〜〜

「さ、最愛ちゃん……」

涙を流しながら、少年が自分よりも幼い少女の名前を呼ぶ。

「はぁ……超なんですか?というかあなた私よりも四つも年上でしょう?
年下の超可愛い女の子に泣きつくってどうなんですか?」

「うぅ……でも、最愛ちゃん優しいし、ぼくより……強いし」

「はぁ……わかりましたよ。
本当に、ていとくは私がいないとだめだめですね」

うんざり、という風にいうが顔は綻んでいる。
頼られるのも満更ではない様子だ。

「うん!」

少女の言葉に少年は本当に嬉しそうに、目を輝かせ頷く。

「ていとくにプライドってものは無いんですか?」

「いいんだ、最愛ちゃんだけだもん。
ぼくがまだなんのちからも発現してないのに、遊んでくれるのは……。
それに、ぼく最愛ちゃんの事大好きだもん!」

迷わずにそう言い切る。

「いや、好きならなおさら私に泣きつくのはどうなんですか?」

「だってかっこ悪いところ見せないようにしたらもう最愛ちゃんの前から消えるしかないもん」

「あぁ……うん……超納得です」


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