過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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33: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/21(水) 01:30:04.75 ID:uvc+WRweo

〜〜〜

「ってな具合に『最愛ちゃん、最愛ちゃん』って超常に私に寄って来ましたよ」

絹旗の話が一区切りすると、フレンダがいきなり吹き出した。

「ちょ、ごめ……まって……」

「なによ、あんた」

「いや……麦野は垣根帝督と面識ないから『あらあら、かわいいわねぇ』って感じで聞いてられるのよ!
今のあいつみたら絶対に笑うから!何がどんな成長したら『どうも、スクールの垣根帝督です』ってキメ顔で降りてくるアホになるってのよ」

「まぁ、男らしくなったってことでしょうよ……。
かっこ悪いところ見せないには絹は他の前から消えるしかないって言い切るのも男らしいっちゃらしいのかもしれないが……」

フレンダはあまりに大きなギャップに笑いが止まらない。
麦野は今の垣根を知らないからか、フレンダの言うとおり「可愛い子供ね」くらいの気持ちで聞いているようだ。

「超全然男らしくありませんよ!
第二位はその時九歳、私は五歳ですよ?
五つの女の子に泣きつく男とか、情けなさすぎますよ。
しかも、第二位ってば超メルヘン思考だったんです。
好きな絵本はシンデレラ、好きなものはお花!とかなんの臆面もなく超言い切るやつだったんですよ」

メルヘン思考というのが、さらにツボに入ったのか、フレンダはもう声をあげることすら出来ないくらい笑っている。


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