過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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41: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/21(水) 06:00:58.58 ID:uvc+WRweo

――つーかよ、俺心理定規以外の構成員と会ったことすらねぇぞ?

携帯電話を渡された日、構成員を一度集めて顔合わせと早速入った依頼のミーティングをしろと言われた。
垣根はそれを無視し、依頼は一人でこなしたのだがその理由がわからない。

今まで下される指令はレベル5の垣根がわざわざ赴くまでも無いような簡単なものばかりであった。
垣根は構成員に指示をし自分は極力手を汚さずにいる事も可能だったのだ。

「あれ?じゃあお前はなんでここにいるんだ?」

湧き出た疑問。
それは、この少女だけは何故ここにいるのかというものだ。

「なによ、急に……。あなたがここにいるから私もここにいる、それだけじゃない」

「そうじゃない。なんでお前はスクールにいる?」

「あぁ、そういう事ね。
それも簡単よ、暗部入りしてスクールというところで働けって言われたけどいつまで経ってもリーダーから連絡こないから私のほうからあなたに会いにきたのよ。
なに?忘れたの?」

「あぁ、正直お前の顔すら今の今まで忘れてた気がする。
俺は……一体何をしようとしてたんだ?何をそんなに頑なだったんだ?」

少しだけ怒ったような顔をした心理定規を気にせず、垣根は問いかける。
だが勿論そんなことを心理定規が知るはずもない。


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