過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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49: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/21(水) 06:10:48.71 ID:uvc+WRweo

〜〜〜

その二日後、垣根は医務室から出られるようになり一人読書に耽っていた絹旗の元へと飛んできた。

そして、開口一番こういった。

「駄目だよ、ここの人に逆らったら。
最愛ちゃんが殺されちゃったら……いやだ」

と。

勿論、自分が殺されそうだったというのに何を言っているんだ、と絹旗は怒りを覚える。

「帝督が死ぬのは超良いんですか?」

「嫌だけど、最愛ちゃんが死ぬよりはいい」

「じゃあ私もそうですよ。帝督が死ぬよりは……いや、やっぱなしです!超なんでもありません!」

本を勢い良く閉じると、そのまま垣根から逃げるように部屋を出て行った。

その頬は少しだけ赤に染まっていたことを、垣根は特に気にしていない。


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