過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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911: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/05/13(月) 04:01:45.56 ID:eDtp/jlAo

「私だ、今から第三アジトに集合。
その後はそこにいる赤髪の指示に従え。
報酬はしっかり払うから頼むぞ」

それだけいうと、また一方的に切り、再び垣根の携帯を鳴らす。

『僕だ!』

「あぁ、今からうちのがお前らを回収に行く。回収後は私らのアジトのひとつに送るように言っといた。
医者もそのアジトに向かわせた。
その他必要なものはお前らを回収しに行った奴に言え。
私は明日向かう、その時事情を聞かせろ」

『……心から、感謝する』

「……ま、いいさ」

そういうと、電話を切り、考える。

――奴らが逃げない保証はない。

だが、麦野はそれでも良いと思っていた。

――奴らの雰囲気、あれはまともじゃなかった。
それが、こんなに慌てふためいて全く知らんと言ってもいい私に頼ってきたんだ。

それは、それほどに大切な人が危険な状態にあるということだ。

――私も、滝壺やアイテムの連中がそうなったらなりふり構わないだろうしな……。

それは暗部組織のリーダーとは思えない、考え方であった。




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