過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
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958: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2013/06/03(月) 02:35:40.27 ID:emK3jI3Ro

――そうだよ……私も、あいつらが大好きで、あいつらを守りたくて……あいつらの事を信じていて……。

麦野の中に浮かんだものはアイテムのメンバーだけではなかった。
幼い頃の自分、自分の手を引きながら笑う二人の女性。

遠い昔に、開けないようにと蓋をした思い出が、勝手に開いた。

「お前らは……強いな」

素直にそんな言葉が出た。

自分の失敗や愚かさを認め、それでも体当たりで大切なものを守ろうとする二人が、麦野には羨ましくさえ思えた。

「わかった、もうインデックスの話は……いい。
垣根について、教えてくれ」

その次に麦野を襲った感情は悲しみであった。

「あ、あぁ……そのつもりだが……大丈夫かい?」

麦野の変化にステイルは困惑し、顔色を伺う。

「あぁ、平気だ。さっさと話せ」

「垣根帝督は、僕たち不法侵入者を排除しようとしていたんだ。
はじめにインデックスと出会い、インデックスから話を聞いて、彼女を保護。
……彼女の話を一発で信じたらしいよ」

「はじめは私たち二人をインデックスの敵と……まぁ、ある意味間違ってはいませんが、敵と認識しぶつかりました」

ステイルの説明を神裂が引き継いだ。


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