過去ログ - 御坂妹「アクセロリータ」一方通行「あァ!?」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/11/22(木) 13:19:56.59 ID:z7fln/ad0
暫しの間逃げ続けた後、不意にクローンの少女は足を止めた。
これ以上終わりの見えない逃走劇を繰り広げても無駄だと判断したのだ。

いくら軍用モデルのクローン体であるとはいえ、基となった御坂美琴は身体面ではごく普通の女子中学生に過ぎない。
したがって、彼女とまったく同数値の身体特徴を持つ少女の身体は、一般の女子中学生レベルの体力しか持たないのだ。


消耗戦という条件は相手にとっても同じはずなのだが、どういうわけだかあちらは一向に疲れている様子を見せない。
常識で考えれば中学生よりも小学生のほうが体力的に劣っているはずが、背後から聞こえてくる笑い声は息一つ乱れていないのだ。
追われる者にとって、これ以上のプレッシャーはないだろう。

「―――っ!!」

ならばせめて反撃をと思い、手に持っていたアサルトライフルを構え、振り向き様に追跡者目掛けて発砲する。
ぱらぱらぱら、という安っぽい効果音と共に、銃口から無数の弾丸が射出される。
それは『オモチャの兵隊(トイソルジャー)』の弾道調整機能により追跡者を捉え、人体の急所へと的確に叩き込まれる。



―――はずだった。


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