過去ログ - 御坂妹「アクセロリータ」一方通行「あァ!?」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/11/22(木) 13:38:14.35 ID:z7fln/ad0
「仕方ねェ。ちょっとばかし張り合いがなさすぎるンで、ここでオマエらに特別ヒントをくれてやるよ。一度しか言わないからよ〜く聞けよ?」

やがて肩を小突くのにも飽きたのか、一方通行は笑いながら言う。

学園都市の能力開発を受けた人間には、原則として一人につき一つの能力しか発現することはない。
これは能力者達の誰しもが『自らの能力使用を前提とした独自の感覚』を持っているからであり、
この『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』によって、各々に発現する能力が決定付けられるからだ。

もしも『自分だけの現実』からかけ離れた力を振るおうとすれば、それは脳に多大な負荷を与えることになる。
複数の能力を操る『多重能力者(デュアルスキル)』という能力者の話もあるが、これは信憑性の薄い都市伝説の域を出ない。

したがって、『手から火を出すことができる』という認識を持つ者には水を扱うことはできないし、
『自分の姿を消すことができる』という認識を持つ者が火を扱うことはできない。
これはどんなに強大な能力を持つ者でも、例え七人しかいないレベル5であっても覆すことのできないルールなのだ。

そのため、能力者が自らの手の内を明かすということは、予め自分の装備を相手に掲示しているようなものである。
例え初めて相対する相手であっても、相手の装備がわかっているのであれば話は変わってくる。

銃を持っている相手に対して、防弾装備で身を固めるように。
ナイフを持っている相手に対して、遠距離から対応するように。

相手の攻撃手段を考慮し、戦いを有利に運べるように、予め対策を練ることは容易である。
能力者が自らの力を相手に教えるということは、つまりそういうことなのだ。


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