過去ログ - 御坂妹「アクセロリータ」一方通行「あァ!?」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/11/22(木) 21:31:12.98 ID:FTtdX1vT0
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「ひゃはは!ほらほら、愉快に無様に逃げ回りやがれェ!」

無人の操車場にソプラノボイスが響き渡り、それに応えるかのように青白い火花が舞う。
声を上げたのは学園都市最強の超能力者である白い少女、一方通行。
対するは、武骨な軍用ゴーグルを装着した中学生ほどの少女、御坂妹。白い少女の追撃から逃れつつ、隙を見ては青白い火花を放っている。

一方通行が距離を詰め、御坂妹が電撃を放ちながら距離を取る。
両者の距離は常に一定を保っており、一見膠着状態のようにも見える。

だが、逃げている側の御坂妹には余裕など持てるはずもない。
相手は一方通行。見た目は可愛らしい女の子そのものだが、こんな姿でも学園都市230万人の頂点に君臨する怪物なのだ。

その証拠に。

「さっきからしきりに電撃放ってるから何かと思えば、ひたすら空気を分解してますってかァ!?面白ェこと考えるじゃねェかよ!」

御坂妹の決死の作戦は、一方通行にあっさり感付かれてしまっているようだ。

一方通行の能力は自分が触れたものの『向き』を変換する能力である。
運動量・熱量・電気量。ありとあらゆるベクトルを自在に操る事で、例え核兵器が直撃しようが傷一つ付かない絶対無敵の防壁を誇る。
その小さな矮躯は常に『反射』の膜で覆われており、例え睡眠中に奇襲を仕掛けようと全ての攻撃は『反射』され、本来一方通行が負うはずだったダメージまでもが攻撃した者へと跳ね返るのだ。

まさに絶対無敵。故にこその最強。

だが、一見完璧に見えるこの能力にも“穴”があるらしい。
他でもない一方通行本人がそう言っていた。

だからこそ御坂妹は銃器で武装することもせず、一方通行の能力の“穴”を突くべく電撃を放ちながら逃げ回っていたのだ。


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