過去ログ - 菫「こっちにおいで」誠子「お断りします」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 01:06:17.20 ID:vMACzJ1a0

尭深「何があっても先輩は部長ですよ、白糸台の」

菫「ただの飾りだよ」

菫「私はどちらかというと、あの2人の保護者みたいなもんだ。迷子にならないか馬鹿なことしないかっていう」

尭深「…自分を、そうやって卑下するのはいいことではないですよ」

菫「尭深、お前は悔しくはないのか?」

尭深「私はあまり気にしていません。私の能力はオーラスで力を発揮するタイプですし、あの2人とは系統が違いすぎます」

尭深「それ以前にライバル意識が芽生えないのが一番の理由ですが…」

菫「私にはそういう考え方ができない」

尭深「そうですね、先輩は普段沈着冷静で何事も一歩離れて客観的に判断するタイプなのに麻雀となると少し感情が前へ出てきてますね」

菫「負けず嫌いなんだ。初めて好きだと思えてずっと続けてきたことだから、どうしても負けたくないっていう気持ちが表に現れるんだろうな」

菫「だから照の麻雀を初めて見た時愕然とした、同じ15歳の女の子が打つような麻雀じゃなかった。センスも運も兼ねそらえた人間に初めて対峙して、ああこういうのを天才と呼ぶんだと悟らされた」

菫「今の私では照の足元にも及ばない、そう思ったから死に物狂いで練習と研究をして2年生でレギュラーを獲得した。同じ位置に立てたと思っていたんだ、淡が来るまでは」

尭深「淡ちゃんの存在が1年生の宮永先輩のデジャブに見えたんですね」

菫「…そう見えたし自分より2歳も年下の子が3年の照と同等の力があるというだけで鳥肌が立った。私がしてきた努力を軽々越えていく人間が目の前に2人もいるんだ、もう何も考えられなかったよ」

菫「今だって必死に食らいついてる。だけど何が違うんだろうな…どうすれば辿り着くのかもう私には分からないよ」

尭深「弘世先輩…」




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