過去ログ - 菫「こっちにおいで」誠子「お断りします」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/19(月) 22:54:48.77 ID:yQ3LP5LD0

誠子「どうしたんですか急にそんな…」


菫のいつもとは違う、気の緩んだ微笑みを見せられ、誠子は言った後ですぐ、恥ずかしさを隠すためパソコン画面へ向き直した。
 そして、頭を下げスカートの裾をギュッとひっぱり、小刻みに震えていると後ろから自分が温かいものに包み込まれるのを感じた。
 

菫「あとは頼んだよ」

 
 腕の中で抱きしめられている間に、後頭部に優しくキスをされ鼻を押し当てられる。その感触が伝わると、それが見えない分混乱と動揺が抑えられず顔が火照っていくのが分かった。
 菫が小さな声で言った。その言葉の意味をちゃんと理解するのに少し時間がかかった、分かった時には火照りや温かみ以上に寂しさしか残っていなかった。


誠子「らしくないですね。本当に」

菫「また困る?」


誠子「いいえ、そういう邪魔のされ方したら断れませんよ」



菫誠編おわり




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