過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 穏乃「4冊目だよ!」
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398: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2012/12/11(火) 22:05:57.27 ID:2ye/asuu0
――12月・京太郎の部屋

咲「……あ!」ピクッ

京太郎「ん? どした?」キョトン

咲「今日、シャナちゃんの番外編の発売日だったんだ……」

咲「くぅ……私としたことが」

咲「行こうにも、外は寒いし……」チラッ

京太郎「――ああ、そういえばお前読んでたもんな」

京太郎「俺は、フレイムヘイズが多くなりすぎて頭がこんがらかっちゃって脱落したんだっけ……」

咲「京ちゃん! それは相当、損してるよ!」ガタッ

咲「あのお話はね……ああ、もう! とにかく、最後まで読まないと勿体ないよ!」

京太郎「はいはい、分かったって……」

咲「――今度持ってくるから、全巻読み直そうね?」ニコッ

京太郎「悪いな、咲。俺、最近発売した東野圭吾の新刊を読まないといけないから……」

咲「もう! 東野さんだか西野さんだか知らないけど、私のシャナちゃんより大事なの!?」

京太郎「お前、ファンにやられるぞ……」ハァ

咲「むぅ……」プイッ

京太郎「……」


京太郎(――12月)

京太郎(この時期といえば、大抵の高校生はある『イベント』にご執心だろう)

京太郎(期末試験? そ、それもあるかもしれないけど――ああ、そのことは忘れていたかった)

京太郎(って、そうじゃない。12月下旬。駅前の煌びやかなライトアップが告げる、とある『イベント』の到来――)

京太郎(――そう、あれだ)


京太郎「……なんだけどなぁ」ボソッ

咲「え? どうしたの京ちゃん?」キョトン

京太郎「……」

咲「え? え?」アセアセ


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