過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 穏乃「4冊目だよ!」
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939: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/02/28(木) 03:55:35.28 ID:SMVhk7r00
穏乃「……なになに?」

憧「えーと、ね。穏乃」

憧「ちょうどそこに鏡があるから、ちょっと見てみなさい」

穏乃「鏡、鏡――あったあった。それ、で……」ハッ

穏乃「……!」カァァ

憧(やっと気づいたか……)

和(穏乃、さっき被った紅茶で)

玄(中の中まで、すっかり透けちゃってるんだよねぇ……)

穏乃(――うううう!)カァァ


京太郎「えーと、穏乃?」

憧「こら、京太郎! こっち見ちゃダメ!」ビシッ

京太郎「見ないって……あのさ」

京太郎「教室の、俺の棚。分かるか?」

穏乃「……う、うん」コクリ

京太郎「そこに、俺のジャージがあるはず」

京太郎「だから、そうだな――憧。行ってくれるか?」

憧「わ、分かった」

憧「――そっか、私も和もジャージ持って帰っちゃったもんね」

和「はい……」

京太郎「俺のが嫌なら、しょうがないけど……」

穏乃「う、ううん」フルフル

穏乃「だ、大丈夫。だ、だから……憧、お願い」アセアセ

憧「はいはい」

京太郎「……」

京太郎(穏乃を見なくても分かる)

京太郎(いつも、俺が聞いてる穏乃の声と全く違う)

京太郎(あいつの声が持ってるはずの明るさとかが無くて……そこにあるのは)

京太郎(――女の子らしさ、ってやつなのかな)

京太郎(だ、ダメだ! こ、このタイミングで意識するな!)ブンブン

和「……京太郎くん?」

京太郎「な、なんでもない! なんでもないぞ!」

和「……?」キョトン


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