過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 穏乃「4冊目だよ!」
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972: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/03/02(土) 00:02:39.29 ID:bKyq3mc80
咲「はぁ、勉強場所を私の家にしなきゃよかった」

京太郎「そりゃどうして?」

咲「だって」

咲「ほら、私の家だと部屋に何があるのか分かりきってて」

咲「部屋を漁る楽しさが――って、京ちゃん!?」ハッ

京太郎「ん?」ゴソゴソ

咲「な、な、なんでベッドの下に手を突っ込んでるのっ!」

京太郎「いや、お前がやろうと考えてたことを俺がやってるだけだよ」

咲「お、女の子の部屋をなんだと思ってるの!」

京太郎「へぇ、女が男の部屋を漁るのはよくて、逆はダメだと?」

京太郎「なんかなー、そーいう差別よくないと思うぞ」ゴソゴソ

咲「も、もう!」

咲「な、なんでもいいから手を抜いてっ!」アセアセ

京太郎「……」


京太郎(――ここまで恥ずかしいと思うわけはなんだろう?)

京太郎(そりゃ、男の部屋ならベッドの下は『聖域』……推して知るべし)

京太郎(でも、咲は紛れもなく女子だ。そんな咲がベッドの下を捜されるのをここまで嫌がる理由は――)


京太郎「なんだ、お前も隠してるんだな」

咲「そ、そんなことは!」

京太郎「目が泳いでるぞ」

咲「う、ううう」

咲「も、もう! そ、そろそろ怒るよっ!」カァァ

京太郎「お、掴んだ」ガシッ

咲「だ、だめぇっ!」

京太郎「引っ張り出して、っと」ズルズル

咲「きょ、京ちゃん!」バタバタ


京太郎「……」

咲「……ああ」

京太郎「なんだ、これ?」

京太郎(本……?)ペラッ

京太郎(――これは?)


京太郎「写真?」スッ

咲「だ、だからやめてって言ったのに」

京太郎「なんだよ、一体――あっ」

京太郎「これ……もしかして」


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