37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage saga]
2012/11/20(火) 22:38:18.54 ID:hZRm6eD/o
――…
小鳥「そろそろ帰りましょうか」
律子「あぁ、間に合わなかったぁ」
あずさ「あらあら」
律子「まだ仕事が残ってるので、小鳥さんとあずささんは先に帰っててください」
小鳥「それなら、ここで夕飯を食べましょうか」
あずさ「あ、それはいいですね〜」
律子「うぅ……すいません」
小鳥「買い物に行きますけど、お二人は何が食べたいですか?」
律子「私はなんでも……」
あずさ「お鍋なんてどうでしょう〜、暖まりますよ〜」
律子「鍋って……そんな都合よく容器があるわけないじゃないですか」
小鳥「あります」
律子「……え」
小鳥「ありますよ? 社長が、そろそろ鍋の季節だね、と言って持ってきたものが」
律子「用意周到というか、なんというか……」
小鳥「それじゃ、買い物行ってきまーす」
タッタッタ
バタン
律子「小鳥さんが楽しそうなのは気のせい……?」
あずさ「律子さん、ラジオ局のディレクターさんに提出する企画書なんですが……」
律子「……えっと、あのディレクターは全体像より理由付けを重視してますから、
詳細も合わせていけば納得してくれます」
あずさ「全体像よりもですか?」
律子「はい。さっき話した要点から大体のことを読み取ってくれますので……。
そのおかげでこっちも気軽になれるんです。とても信頼できる人ですよ」
あずさ「何度かお世話になりましたけど、そういう流れがあったんですね〜」
律子「ふふ、伊織と亜美があれだけ自由に話せたのもディレクターの腕のおかげなんです」
あずさ「まぁ〜、そうだったんですか〜」
律子「……」
あずさ「色々と見えなかったところが見えて……律子さん?」
律子「は、はい?」
あずさ「どうかしました?」
律子「あ、いえ……伊織、どうしてるかな……と」
あずさ「伊織ちゃんのお父さんと一緒にいるんですよね」
律子「ええ……」
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