過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/24(土) 23:28:08.43 ID:7ltOjK3y0
上条「すげー可愛いぜ。似合ってるよ」
フィアンマ「…そうか」
上条の言葉にほっとしながらはにかみ、フィアンマはパーカーから手を放す。
特別な事情をいくら持っていようとも女の子は女の子なんだなあ、と呑気な感想を抱きながら、上条は大きなプールへと誘った。
水に濡れても問題無いのだが、一応は泳ぐ妨げになってしまわないよう脱いでおく。
上条「ところで泳げるのか?」
フィアンマ「カナヅチでは無いと、っぁ」
言った途端、プール内の階段を踏み外し、ざぼん、という水音と共にフィアンマは水中へ沈んだ。
慌てて引き上げる上条に寄りかかる形で、やや落ち込む彼女を、上条は苦笑しつつ慰める。
上条「ま、まぁ、そういうこともあるって」
フィアンマ「……いい加減この重要なところでミスをするクセをどうにかせねばならんな」
上条「いいんじゃねえの? 致命的なドジじゃなきゃ。ドジっこって需要あるし」
フィアンマ「…需要?」
上条「あ、いや何でもないです、気にすんなしないでください。そ、そんなことより、足大丈夫か?」
フィアンマ「…くじいてはいないようだ」
うっかり妙なことを言いかけた、と視線を逸らし。
そんな上条に寄りかかったまま、フィアンマは自分の状態を確かめた。
どうやら足は挫いていないようだ。幸運なことである。
そんなこんなでくっついたまま、数秒過ごしていると。
??「ちょ、ちょっと!」
女子中学生の声が聞こえた。
鈴を鳴らしたような声。少女らしい、可愛いという印象の強い美貌。
上条「ん? あー、何だビリビリか」
??「ビリビリ言うな!」
上条「ちょ、プールで電気は流すなよ? 大事故だぞ?」
??「そんなことわかってるわよ!」
ちなみにこのプールは純水などを駆使しており、ほとんど電気を通さない。
なので、電撃能力者でも気兼ねなくやって来られる室内プールなのだが。
フィアンマ「…誰だ」
上条「あぁ、アイツ? 御坂美琴」
美琴(なっ、何で説明の時にはフルネームなのに…ッ!)
バチン、という音と共に、御坂美琴の前髪が跳ねる。
まさか公共の場所でそれは無いだろうとは思いつつも普段雷撃の槍を浴びせられる経験から、上条は咄嗟にフィアンマを左腕で抱きしめ、右腕を突き出せるように準備する。
身長差の関係で、抱きつくとも表現出来るだろうか。
美琴「こ、公共の場で何してんのよアンタ―――ッ!」
バチバチ、という音が響く。
周囲の人はプールの特性をわかっているので、あまり反応せず。現代人などそんなものだ。
美琴「っていうか、その人誰? 知り合い?」
フィアンマを指差し、美琴は問いかけた。
何故キレ気味なのかさっぱり掴めないままに、上条は答えた。
上条「
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