過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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141: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/11/25(日) 00:40:19.12 ID:KsVYo4EJ0

上条「他にも色々プールの種類あるみたいなんだけど、行ってみるか?」

フィアンマ「そういえば大型施設だったか」

行ってみたい、と頷くフィアンマを連れて、上条は移動した。
マップを見て目星はつけてある。

一つ目は、高所恐怖症や心臓の弱い方にはおすすめしませんといった注意書きのなされているウォータースライダー。

長々とした階段を昇ってようやく辿りついた。
見晴らしは良い。そして、ルートは果てしなく長い。
着地場所はどうやらとても深いようだ。怪我の心配は無い、ものの。

上条「…もしかして高所恐怖症なのか?」

フィアンマ「いや、そういう訳ではない。果てが見えているのだから、恐らく何の問題も無いのだろう」

言いながらも、フィアンマは上条にひしっと抱きついている。
右方のフィアンマとして、はたまた救世主として働く時以外は、優しさに付随して臆病な性格なので、仕方のないことではある。
後ろからぎゅうと抱きつかれ、無い胸(とはいっても男の硬い胸板ではなく、あくまで貧乳の女の子のそれだ)を押し付けられ、動揺しながら上条は注意書きを見やって言う。

上条「『二人までは可能です。三人同時に滑るのはおやめください』…一緒に滑るか?」

フィアンマ「…」

こく、と縦に動く首。
上条は少し迷ってフィアンマを先に通すと、後ろから抱きしめる形で座った。
少し脚で周囲の壁を蹴れば、既に流れている水流に流されて勝手に滑っていく。

上条「うおおおおおお目が廻る…ッ!」

ぐるんぐるんと回ったり、左右に引っ張られるように滑ったり。
ほとんどジェットコースターに乗っている気分で振り回されていると、急直下でドボン。
最後まで彼女を抱きしめたまま落ちた上条は、ぶくぶくと空気を吐きだしつつ顔を出した。
流されるまま、陸へ上がる。とはいっても床暖房の効いた床だが。

上条「ぷはっ、…フェリーチェー?」

フィアンマ「……けほ、」

水から顔を出し、陸までやって来たフィアンマはというと。
じわじわと目に涙を溜めていた。
泣き出しそうな、というよりも、ほとんど半泣きである。

上条「!? な、何で泣いてんの…?」

フィアンマ「…>>143


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