過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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16: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/11/22(木) 19:16:56.64 ID:UJap73Kb0
>>14様 >>1の本気がこれで終わりかけました >>15様 普通に書いていたのですが今まで書いてきたもの達と一致してる部分あるかもしれません、だいぶ》



フィアンマ「…ぁ…、…お、お腹うった………」

とはいっても、実際には強者。
弱者アピールとはいっても、男性の庇護欲を掻き立てるようなか弱い系ヒロインの文句など咄嗟には浮かばない。
ひとまず事実を述べ、本当に地味に痛む腹部の感覚へ、がくりと項垂れる。
上条はしばらく迷った結果フィアンマを可哀想だと思ったのか、苦く笑って受け入れた。
彼女の手を引いて家に招き入れ、窓とカーテンを閉める。

上条「あー…痛そうだな。冷やすか? っていっても、腹だしな…無闇に冷やすと今度は胃腸痛くしそうだよな」

鎮痛剤という便利な代物は見つからず。
冷やすのとは正反対にこれで良いか、と上条はカイロを差し出した。
去年の冬の残りである。つい買ったはいいものの、何だかんだで冬を乗り切ってしまった以上、宝(と言う程のものでもない)の持ち腐れであったから。
差し出されたカイロを手に、フィアンマは首を傾げる。
科学サイドに対しては銃器等の知識はある。あるのだが、こういった日常生活用のものまでは、わからない。

フィアンマ「……、」

しゃかしゃか。
振ってみると砂のような音がしたが、特に変化は見られない。
そもそも開封しなければ何の意味も無いのである。
ビニール袋の中にある未開封のカイロなど、ただの鉄粉だ。

上条「…も、もしかして使い方わかんないのか?」

まさかそんな訳はないだろうといったイントネーション。

フィアンマ「…、……」

わからない。
が、ここで頼ってしまってもいいものか。
あまり迷惑をかけると友好関係を築く以前に面倒な人間だと嫌われるのではないか。
色々と思考が渦巻き、フィアンマは口ごもる。
助け舟を出すべきか、と上条は言葉に悩んだ。

上条「…>>18


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