過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/22(木) 19:38:45.47 ID:UJap73Kb0
上条「……ちょっと貸してくれ」
フィアンマ「……」
す、と差し出されたカイロを受け取り、上条はぴりぴりと開封する。
そしてゴミとなったビニールを捨て、中身であるカイロを破かない程度にぐしぐしと揉み込んだ。
もしかすると日本以外にカイロは無いのかも、と思うことにしたのである。
使ったことがなければ、わからないものだ。否、普通は察しがつくものだが。
揉み込む内に程よく温まったカイロを返され、フィアンマは温かいそれを不思議そうに触る。
子猫が毛糸玉へ戯れるような、ややおっかなびっくりとした様子。
やはりカイロ自体を使用したことが無いのだと解釈し、それならば仕方無いかと穏やかな気持ちで受け入れた上条だったが。
そもそも何をどうしたら少女が、まして修道女と思われる子が、こんな科学最先端ど真ん中の学園都市で高いところから落ちてくるというのか。
上条「…ところで、何で落ちてきたんだ?」
フィアンマ「…足を滑らせたんだ」
上条「いや、それはわかるけどさ」
足を滑らせた。落ちた。ギリギリベランダに引っかかって事なきを得た。しかし腹部強打で痛い。
そこの辺りの話は、わざわざ聞かずともわかっているのだ。
問題は、それ以前のお話である。
上条「あんな高さから落ちてきたって事はさ、つまり、屋根とか歩いてた訳だろ?」
フィアンマ「…そうだな」
上条「その辺りの話」
フィアンマ「…、追われている」
上条「…追われて?」
適当な言い訳を捜した結果が、『追われている』。
こんな細いだけの少女が追われる必要が何処にあるのだろう、と上条は首を傾げる。
こう、凶悪面であったり、並々ならぬ雰囲気だったり、そうであれば犯罪者だとか、そういった理由で追われていても、おかしくないのだが。
上条「誰に追われてるんだ?」
フィアンマ「…
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