過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/29(木) 21:47:37.97 ID:DG9s9d1r0
ステイル「邪魔だ。このまま帰れ」
対して、ステイルの返答は決まりきったものである。
彼は『必要悪の教会』の一員。
そして、無闇矢鱈と一般人を巻き込むつもりなど無かった。
協力を請わなければならないという理由だって、何処にも無い。
素っ気ない、しかしある意味で思いやりに溢れた言葉に、上条は従わない。
上条「ダメだ」
ステイル「…素人に手を出されても足手まといになる」
だから、帰れ。
入口ドアを指差して、再度の促し。
上条は再び、首を横に振った。
仕方がないので視線をフィアンマに向ければ、彼女は彼女で好き勝手に内部構造を調べていた。
フィアンマ「……んー」
ステイル「…」
自分の素性を知っているということは魔術師か、と判断しながらも。
やはり一般人を、何の関係も無い人間を巻き込みたくないステイルは、フィアンマに向かって何事かを言おうと口を開く。
フィアンマ「…内部、侵入者攻撃不可。…『生徒及び建物への干渉不可』。…コイン理論か」
ステイル「おい、」
フィアンマ「衝撃は倍化。動くものに触れれば一方的に干渉を受ける。…内側だけか。つまり、外側からの攻撃には無力。ま、行ってみる価値はあるか…」
ステイル「…聞いているのか」
フィアンマ「…迎撃の際には幾度も『コインの裏側』への移動が必要となる、か。表側からの干渉に制限…」
上条「何かわかったのか?」
フィアンマ「結界が張られているようだ。再生型だから、当麻の右手が触れても消えない。…いや、魔力は消しているのかな? 居場所がバレていると思うぞ」
まったくもって話を聞く気の無いのか、所謂天然なのか、一切話を聞く様子の見られない二人に、ステイルは眉を寄せる。
かといって炎剣で暴力的に追い払う訳にもいかず。
仕方が無い、適当に蜃気楼を応用した術式で騙そう、とステイルは試みる。
試みた、が。
フィアンマ「…この俺様に、蜃気楼による攪乱などという初歩的な術式が通用すると?」
局所に目立たないように貼り付けたルーンを燃やされた。
上条にはそもそも『幻想殺し』があったので、通用しない。
動揺するステイルに対し、フィアンマは少しだけ困った顔をした。
そして何かを言いかけた途端、ドアの中に『三沢塾』に通っているであろう一般生徒が入ってきた。
三人の姿が見えないのかそのまま歩いてくる。そして、ぐいぐいと押し、潰されそうになる。
動いて回避をしながら、フィアンマは建物内へ仕掛けられている術式を簡易的に説明した。
そうして説明しながら、また生徒に押しつぶされてしまわないよう、上の階へ向かう。
非常階段を昇っていきながら、ステイルはフィアンマを見やる。
ステイル「君は魔術師か」
フィアンマ「…
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