過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/30(金) 21:47:40.70 ID:6rV9Wf650
ステイル「…一応、礼は言っておく。しかし、君は何者なんだい?」
ステイルの素朴な疑問に対して。
上条の手前というのもあるが、正体を隠して、彼女はにこりと微笑む。
どこか、酷薄な笑み。彼女本来のそれとは言えない、作られた微笑。
フィアンマ「フェリーチェ=ミカエリス。通りがかりの魔術師だよ」
またの名を、『rappresaglia094(報いる者)』。
敢えてそれは言わなかった。その魔法名に篭められている思いを看破されてしまっては困るから。
ステイルは一応インデックスの様子だけを見に行き、『首輪』から解放され、楽しそうにアウレオルスと談笑する姿を見て表情を和ませた。
そして、たった一言、簡素な礼の言葉を述べ、裏路地へ去っていった。
今日一日何かと慌ただしかったな、と思いながら、上条はフィアンマを連れて家へ戻る。
甦ったとはいえ死体を見た影響で、食欲はいまいち湧かなかった。
上条「…何か、疲れる一日だったな」
フィアンマ「そうだな」
フィアンマの浮かない表情に目をやり、上条は首を傾げる。
起こってしまってもおかしくない悲劇なんてほとんど無かったのに、彼女はどうしてこんなにも落ち込んでいるのだろう。
『人を殺してまで、そんな最低なことをしてまで、やりたい事って、何だよ』
上条がアウレオルスに言った、一言。
その言葉は、凶行を起こして世界を救わんと考えているフィアンマの心に深く突き刺さっている。
フィアンマ「……」
上条「…元気無いな。疲れてんのか?」
フィアンマ「
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