過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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24: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/11/22(木) 20:24:02.17 ID:UJap73Kb0
>>12により安価下》


フィアンマ「…怖い人」

上条「…怖い人?」

あまりにも抽象的な答えに、上条は頭を悩ませる。
前述の犯罪者に対しての偏見に関してはまったく気付いていないようだ。
ヤのつく職業、だとか。ものすごく怖いあの先生、だとか。
上条の脳内に浮かぶのはそれくらいなもの。

上条「んー…その怖いっていう種類はわかんねーけど…警備員に言った方が、」

フィアンマ「警備員は頼れない」

上条「……」

とはいっても。
一介の男子高校生は、こんな状況にどうすればいいかわらず。
腹部をカイロで温め、だいぶ調子を取り戻したフィアンマは、そんな困った様子の上条へ、おずおずと切り出した。

フィアンマ「…か、…匿って、もらえないだろうか」

一般人にあからさまな嘘をついていることによる多大な罪悪感に声を震わせ、彼女は言う。
幸いというべきか、上条の目には、彼女がその『怖い人』とやらにとてつもなく怯えているのだと映った。
そうはいっても、ペットとは訳が違う。
人を匿うというのは、とても体力を使うことと聞いている。

上条「うーん…」

フィアンマ「…頼れる相手が居ないんだ」

断られませんように。
仲良くなって、右手を譲ってくださいと言えますように。
どうか平穏に、思うがままに事が進みますように。

そんなことを神に祈りながら、フィアンマは上条の表情を窺う。
人間不信気味で、不思議なお人好しである少年の、顔を。

上条「……>>26


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